寝太郎ブログ

2018年4月11日文庫本発売→『スモールハウス 3坪で手に入れるシンプルで自由な生き方 (ちくま文庫)』

小屋暮らしの日常(夏)とFAQ  


このあいだ小屋に帰ったのが6月の梅雨入り直後だったので、約一か月ぶり。


・小屋暮らしの日常をダイジェスト動画で

小屋暮らしって、こんな感じ。



どっぷり小屋で暮らしている最中には、作ったものを写真に撮ったり一日の終わりにブログを書くくらいのことはできても、リアルタイムで何かを記録する気にはならない。逆に東京に居を構えて少し小屋暮らしと距離ができた今、動画を撮った。また冬に撮りたいと思う。


・非日常の昂揚

月一でたまに帰る小屋は、もはや「暮らし」ではない。小屋に帰るとフッと体の調子が良くなったり頭が冴えてきたりするが、これには非日常の昂揚感や緊張感・精神集中が混じっており、それはたとえば山登りの昂揚感や緊張感・精神集中と同じであり、日常としてのそれではない。ただ、こうした大小の環境の変化による昂揚感をうまく積み重ねながら生きてゆくのが普通なのかもしれない、と思ったりもする。


・恋人結婚どうする問題

これは、よく聞かれる&話題になるのだが、自分の小屋暮らしは、伴侶を得て子を産み育てるといった「家族物語」とは関係ないところに浮遊しているので、小屋暮らしがそうした物語の中のどこに位置付けられるかと問われても、何も答えがない。


・「虚しい」問題

よく聞かれる&話題になる問題をもう一つ。全てが虚しい・無価値ならば、生きることも無価値であり、したがって死や自死に直結するのではないか、というような種類の質問がよく来る。論理的には正しいが、論理に従って生きているわけではない、というのが簡単な答え。

少し踏み込んだ答えとしては、価値が有る無いという視点は生の内部でのみ意味を為す視点であるから、「全てのものは無価値である」と言ったときに、その全てのものに「生そのもの」は含まれない(このことは単純な一階の論理構造からはわからない)。だから、無価値でもとりあえず気にすることはない。


・アニメ映画に書影が映るとか映らないとか

近日公開の『未来のミライ』(細田守監督)というアニメ映画に、拙著『スモールハウス』の書影が映るとか映らないとか(たぶん本棚の一冊とかじゃないかな)。映画見る人いたら探してみてください。


・畑

ジャガイモは失敗かもしれない。芽かきはしたが、草取りが不十分で、イモが大きくならないままに葉が枯れて収穫時期になってしまった。自分で食べる分にはいいが、売り物にはならないだろう。やはり東京から通うのは無理があったか。

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枝豆は順調。枯草が倒れたままのところへ食用大豆をワーッと撒いて、覆土すらしなかったが、雑草にも負けず大きくなって花も咲いた。

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畑も含めて、何がどうなってゆくのか、全然わからん。




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シャワーつれづれ  


水シャワーが気持ちいい季節。

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たったこれだけの造作をどうして昨年までしなかったのだろう。水で流すだけでも気持ちがいいし、石鹸を使った日にはもはや脱皮である。シャワーが無いと無意識のうちに発汗を抑えてしまうが、一日の最後にシャワーがあると思うとその日の過ごし方も変わってくる。

この水タンクは空気を抜く穴が開いていないので、水量が乏しくなってきたら下から小突いたりコックを掴んで揺すったりすると、ゴボゴボといってまた水量が回復する。いいかげん、穴の一つくらいキリで開けてしまおうかといつもシャワーを浴びながら思案しては、浴び終えた頃にはまた忘れてしまう。シャワーヘッドも付けよう付けようと思いつつ、隣町の100均まで行くのが面倒くさくて結局そのままジョボジョボ浴びている。

20リットルの水タンクを持ち運ぶのは大したことではないが、頭上に持ち上げるのは、たとえ脚立を使ってもかなり困難である。そのために僕がしたことは、滑車を付けるのでも筋トレでもなく、コツをつかむということである。畑仕事でもスポーツでも肝心なのは力の抜き方と力の入れどころである。あぁ、この小屋を使いこなす選手権だったらたぶん世界一位なのだが。

僕がこれまで風呂問題に関してとってきた対策は、何日かに一回温泉へ行く、濡れタオル、水場へ行って行水、ウェットティッシュなど。特に寒い季節はホットタオルで済ましていた。頭だけキッチンでざっと流して、体は濡れタオル。それでいいかどうかどうやって判断するかというと、布団に入ったときや次の日に違和感があるかどうか。水シャワーほどの爽快さはないが、濡れタオルまでやれば前日どうしたのか、シャワーを浴びたのかどうなのか、忘れてしまうくらいに不快感は無い。

僕は元来、衛生観念に関してはごく普通の人間で、アパート暮らしをしていれば普通に毎日シャワーか風呂に入りたくなる。アパート暮らし、つまり普通の暮らしというのは、一日一回シャワーを浴びることが前提でできていて、部屋だってそのレベルで衛生が保たれているし、そうでない人が近くにいたとすればそれは実際に不衛生なのだ。

しかし、小屋暮らしでは全ての衛生環境が八割程度の水準で保たれているので、濡れタオルや水シャワーでいい。身体には無数の酵素や細菌がついていて、それが外敵の侵入を防いでくれていたりする。体にカビが生えないのも酵素や細菌のおかげである。だからほどほどに不衛生な身体が一番健康である。まあメリットだけを言うならそういうことになる。身体をピカピカにしてしまうと、ピカピカの家に住まないといけないし、ピカピカの人としか付き合えなくなるし、洗濯も洗い物も全部ピカピカにしないといけなくなる。全部八割くらいで統一したほうが楽なのだ。約束の時間もまあ八割方守るつもりでいるけれど、もしかしたら遅れるかもしれない。

洗濯といえば、今は全て水洗いのみで、汚れを落とすのは八割、毎日頻繁に着ている服はそれでいいのだが、長期保管するときが問題だなと感じている。長期保管する前は、コインランドリーを使うか何かして、洗剤で十割きれいにしないと、黄ばんだり変な臭いが付いたりする。まあ黄ばみは問題ないし、変な臭いはざっと水に通せばだいたい消えるが。

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一応、除菌ティッシュなどもあるが、あまり使わない。

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余談だが、畑仕事にはハッカ油が良い。清涼効果と虫除け効果が同時に得られる。小屋で過ごすときも同様、清涼効果と虫除け効果がありがたい。

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余談ついでに、タイ産のDEETを使わない天然の蚊除けスプレー。成分はシトラスだったかな。60バーツ(200円くらい)。タイ産で蚊は退散。




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