寝太郎ブログ

2月10日文庫本発売→『自作の小屋で暮らそう: Bライフの愉しみ (ちくま文庫)』

市街地を放浪・短期滞在する方法  


お金をかけずに市街地で寝泊りする方法です。

市街地でなるべく安く快適に暮らすためには、安アパートを借りて、家具も揃えて、電気水道を契約して、自炊をして贅沢を省いて、腰を落ち着けて長期的に生活するのが一番だと思います。

ここでは、小屋などの拠点が別にあって、一年のうちの何割かを断続的に市街地で暮らす、というような状況を念頭においています。

普段田舎に居てたまに都会に出るような暮らしの場合、家賃と並んで重要なのがフレキシビリティです。つまり、バック一つの荷物だけ持って、「今日入ります」と言って入って、「明日出ます」と言って出られる柔軟性・融通性のこと。インドやタイの安宿のような感覚で、日本の都会に滞在したいものです。

フレキシビリティのためには、
・家賃・光熱費以外の費用(初期費用や保証金の償却等、滞在期間に関わらず発生するお金)がかからないこと
・生活に必要な設備・家具が予め揃っていること
・退居を事前通知する必要が無いこと
などが重要です。部屋を貸す側にとってはありがたくないことばかりです。

これらを考慮して、僕の場合は、シェアハウスネットカフェ野宿の3種類をケースバイケースで使っていくような形に落ち着いています。

他にも、ドヤ街、サウナ、カプセルホテル、車でパーキング泊、ウィークリーマンション、ユースホステルなどいろんな手段が考えられますが、いずれもかかるお金のわりに大した利点は無い気がします。

滞在が数ヶ月ならシェアハウス、数日~数週間ならネットカフェ、お金が無い(あるいは宿を探すのが面倒くさい)場合は野宿、という感じです。

いずれにしても、市街地で、安く、フレキシブル、という三拍子揃ったお宿は、なかなか無いです。

いくら持ち物が少なくても、完全な放浪生活をするのは肉体的にもしんどいですし、実家や知人宅などを頼れない場合は住民票や郵便物その他でかなり苦労します。その点、維持費の掛からない田舎の小屋と、断続的な市街地の放浪生活というのは、相性がいいのではないかと思います。




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野宿・無料泊  


寝袋と銀マットを持って、夜になったらその辺で寝ます。事前に宿を調べたり予約したりする必要も無い、お金もかからない、時間制限も無い、退去も自由。
場所は、駅、公園、河川敷、高架下など。全く新しい場所を開拓するよりは、自然淘汰の中で生き残ってきた「なんとなく認められている場所」に陣取っている先住民にカップ酒を差し入れて、その付近で横になるのが良いと思います。

暖かく快適に寝ること自体はいくらでもできます。コンビニでダンボールをもらって、いくつか繋げて棺桶のようにして中に入れば一番暖かいです。ダンボールはかさばるので、日中置いておくところを確保しなければなりません。そのまま放置しておくと、お咎めを受ける確率が俄然高まります。
ダンボールを使わない場合は、ブルーシートが一枚と、銀マットかエアマットがあると、どこでも清潔に快適に眠れます。しかし、銀マットは丸めてもそれなりにかさばりますし、エアマットを使っていたこともあるのですが、毎日膨らませて片付けるのは結構しんどいです。
あとは、寝袋が暖かいのはもちろんですが、たくさん着込むという方法もあります。

僕は野宿でもそれなりに快適に寝たいというこだわりがあって、最も贅沢だったときは、棺桶型のダンボールハウスに、エアマットを敷き詰めて、それにタオル地のカバーをかけて、空気枕と、冬山使用の寝袋(と言っても安物です)で、上着は脱いでリラックスして寝る、という状況でした。真冬でも相当暖かかったです。
定住しないときで、しかもダンボールが使えないときは、ブルーシート、銀マット(100均の薄いやつ)、寝袋、寝袋に巻くブルーシートで、下のコンクリートがちょっとゴツゴツしましたが、冬でも暖かく寝れました。全て比較的コンパクトにまとめられるものばかりです。ただ、その時は、ダウンジャケットのまま寝袋に入っていました。あと、ブルーシートで顔まで覆ってしまうと、呼気の湿気と体温で、朝起きると寝袋がぐちゃぐちゃになっています。やはりダンボールが最強だと思います。

朝日が昇りきる前に起きて片付けてしまうのが賢いです。7時8時までのうのうと寝ていられませんので、野宿だと規則正しい生活になります。朝起きて、朝マックを食べに行き、ゆっくりしてから一日が始まります。野宿は、条件さえ整えば、開放的に気持ちよく眠れます。

暑さ寒さより問題なのは、人です。目立つ場所で寝ていると、通報されてお巡りさんに「こんばんわー」と声をかけられます。ぐっすり眠れる場所を探すのに時間がかかったり、朝は夜明けと共に退散しなければならないとか、パトカーのランプに不必要に脅えるようになったりとか、結局、なんだかんだで神経を使って、全然ボヘミアンでも自由でもない生活になります。

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その他、野宿とは異なりますが、タダ同然で寝るいくつかの方法が考えられます。
マクドナルドやファミレスは横になって寝てると起こされます。毎日座ったまま寝ている猛者がいますが、あれは肉体的に辛そうです。
夜活動して、昼間寝る生活だったら、屋内でもいろいろ盲点があります。たとえば、スポーツセンターやナントカセンターみたいな大きな施設で、誰も来ない場所に置かれているベンチやソファーなど。一日だけならまだしも、毎日寝ていると覚えられて注意されると思います。
宿泊のお金がかからないことで言えば、空港が最強です。必要なものは全て揃っています。都心からは遠いですが。




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