寝太郎ブログ

2月10日文庫本発売→『自作の小屋で暮らそう: Bライフの愉しみ (ちくま文庫)』

東京行2 主の教えに従えば救われます  


やっぱりフトンは気持ちがいいなぁ。


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9月27日、朝7時頃目が覚めて、少し寒くて寝足りない感があったので二度寝、8時頃に再び目が覚めて、寝袋その他を片付けていると、隣で寝ていた方が徐に近づいてきて、


「キリストについてお話したいんです」


普通の人間なら、せめて、「・・・ですが、少しお時間ありますか」くらいは言うはずだけど、そのまま延々といわゆる説教をし始めた。彼ら(つまり何らかの宗教の信者たち)が相手の都合を気にしているところを見たことがない。街頭演説にしろ、訪問勧誘にしろ、相手の都合を気にしないことが、自分の信念の強さの証であると勘違いしているみたい。


私は半袖にハーフパンツ、彼はダウンジャケットに長ズボン(これは、私が寝袋で、彼が毛布一枚で寝ていたという事情もある)、私は痩身で寒がりなので震えながら聞いていたが、それを気にかける様子もなく「困っている隣人を助け、云々」と、テープレコーダーで録音したような説教が続いた。たぶん30分くらい続いたんじゃないかな。内容は全く覚えてない。


途中で僅かに声色が変わった瞬間があった。それは、彼が自分に関することを話したとき。
「私は心が満たされなくて、本や音楽などいろいろなものを探しました。そこで出会ったのが聖書の教えでした。・・・私はまだ完全に主の教えを実行しきれていなくて、修行中の身なんです。」
唐突だったので、誰のことを話しているのか気になって、「あなたのことですか」と確認したら、「私のことです」という。

それ以外は全部、カセットテープの再生だった。


私は、宗教勧誘というやつが結構好きで、よほど忙しくなければ付き合うことにしている。カセットテープの中身には興味はないけど、宗教勧誘そのものに興味がある。


彼らにとっては「信じる」ことが最初で最後の武器だ。彼らにとっては、正しいから信じるのではなく、信じるから正しいのだ。

先日出会った彼は、「自分は人生経験に照らし合わせて信じるようになった」と言っていた。

確かに聖書を部分的に見ればハッとするようなことが書かれてるんだろう。しかし言うまでもなく、死後の天国と地獄を見たわけじゃない。


彼らは、テープの中身の矛盾を指摘されたり、根拠のなさを指摘されたりしても決して怒らないが、実は信じてないんじゃないか、不純な動機で信じているんじゃないか、と言われると烈火の如く否定する。

一方、私は自分がどうして何かを信じるようになったのか、それを考えることに命をかけている。

彼らは他人に話しかけることを躊躇しないが、一方、私は他人に話しかけられることが大嫌いである。

そういう二人の人間が交わるだけで面白いのだが、圧倒的に不利な状況だというマゾヒスティックな楽しみもある。

つまり、内容がお粗末だろうとなんだろうと何かを信じている人間と、自分の考えに自信が持てないでいる人間と、どちらが強いか?圧倒的に前者だろう。

加えて、私のこれまでの経験は全て創○学会であったから、今回はキリスト教とあって、ますます垂涎モノだった。


テープの再生が終わって、生の声で話し出すと、目つきも表情も変わって、ものすごく温和で親しみやすく、いい人だった。よくいる熱心な宗教者のように、心がどこにあるのかわからないような感じでもなく、目はちゃんと私を見ていたし、この人からキリスト教の部分だけざっくり取り除いたらすごく素敵な人なのにと思ったけど、そうスマートにはいかないのかな。

ちなみに彼の歳は40未満だったと思う。


「キリスト云々には興味がないけど、あなたがどういう生活をしているのかには興味があります。どうやって食ってるのか、いつも野宿なのか、とか」

と明言して、宣教旅行の話をいろいろ聞かせてもらった。


またまとめたら書きます


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10万円で家を建てて生活する寝太郎のブログ

八王子あたりで撮影した、段ボール回収トラック。

俺にくれ!




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category: 野宿
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コメント


7 ■Re:無題

>マーガレットさん
ってことよねぇ。
自分で考えるって、すごく難しい。

毎年寝太郎 #79D/WHSg | URL
2011/10/01 14:15 | edit



6 ■無題

遠い昔、似非キリスト教系の宗教を信じていたことがある。『正しいから信じるのではなく、信じるから正しいのである。』まさしくその通り。だから反社会的なこと、違法行為も平気でできる。信者たちは、哀しいくらい純粋で、理想世界の実現のために自己犠牲をいとわない好青年が大半だった。今、どうしているかなぁ。
宗教とか社会主義だのにマインドコントロールされる怖さを思い知らされた。
あー、でも、今だって世間のジョーシキだのシステムだのにマインドコントロールされてるってことよねぇ?

マーガレット #79D/WHSg | URL
2011/10/01 14:01 | edit



5 ■深い・・・

寝太郎さんが家を建てるところから、我が家では”Bライフの人”という呼び名で、ウォッチさせていただいてます。

最近ご無沙汰でしたが、久しぶりに寝太郎さんのホームページやらブログやらを拝見させていただいて、知力が増していることに驚きました。

何も無いところで生きていくことは、頭を成長させるんだなぁ~とつくづく思いました。

こうして先人たちは知恵を絞り、今日を築き上げたのでしょうね。


私もまた、寝太郎さんを見習って、怠慢だった路線の軌道修正ができました。今の寝太郎さんの家よりもボロボロの家で育ったことに感謝せねば。

トリプルBライフ #79D/WHSg | URL
2011/09/30 09:39 | edit



4 ■そうね、

自分はやっぱ路上で寝れないなと思いながら
yukikazeさんの
>行動も言葉も世間的規範に縛られている自分
という言葉がまさにぴったりでした。

早いとこ開き直りたいです。

たくあん #79D/WHSg | URL
2011/09/29 23:08 | edit



3 ■無題

おかえりなさい。

台風が来ていましたが、お家は大丈夫でしたか?

以前、聖書を読んだ時に、内容があまりにも現金で
びっくりしました(特に箴言が)。

「イエスが賽銭箱の前にいて、誰がいくら入れるかを見ている」
という話も結構好きです。

こんなことを書くと、キリスト教に興味があるみたいですが
むしろジャイナ教に興味があります。

Kanako #79D/WHSg | URL
2011/09/29 20:20 | edit



2 ■タイトルを見て

→寝太郎さんは実はクリスチャン
→でBライフ研究は仮の姿
→本も無事出したし、そろそろ主の教えを説こうか
→このタイトル付け

連鎖的に頭の中に流れた(笑

とおりすがり #79D/WHSg | URL
2011/09/29 19:50 | edit



1 ■変な所に食い付きますが...

こんにちは、ブログ更新お疲れ様です。

今回のエントリーの
>...一方、私は他人に話しかけられることが大嫌いである。

という言葉に痺れましたw

世間的に推奨される言説からは隔絶の感がありますが、迎合的でない態度というものは潔さがあり清々しいですね。

行動も言葉も世間的規範に縛られている自分の不自由さを突きつけられる思いがしました。
いや~面白い。

yukikaze #79D/WHSg | URL
2011/09/29 14:34 | edit



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