寝太郎ブログ

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他人のためでなければ力が出ない  


他人のための行動でなければ、力が出ない。自分一人のためなら、本当に、テントで毎日小麦粉でも食っていればそれでいい。それ以上何をしようと、結局は同じことだ。

しかし、究極的には、他人のためにできることなんて無い。僕は誰を救うこともできないし、助けることもできないし、何の役にも立たない。というのも、僕自身が誰かによって救われるということが無いと知っているからだ。

他人を救いたがる人は、よほど傲慢か、罪の意識が深いか、あるいは寂しがりやなのだと思う。

論理は明快である。他人のためでなければ力が出ない。他人のためにできることはない。だから力なんて出ない。

そうすると、結局何もしないというところに落ち着いてしまうのだが、まあでも生きてゆく限りはどこかで線を引いて、誤魔化しながら生きてゆかなければならない。自分は実際、いろいろ誤魔化しながら、妥協しながら、生きている。

小さな手助けをしたりされたり、喜びを与えたりもらったり、そういう本当は無意味なことで、自分で自分を騙しながら生きている。こういう妥協が自分が救われないことの本当の理由なのだから、何もかも嫌になる。




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category: 彼岸
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