寝太郎ブログ

2月10日文庫本発売→『自作の小屋で暮らそう: Bライフの愉しみ (ちくま文庫)』

チェンマイ大学日本研究センターの本棚を偵察してきた  


海外を旅していて一番ありがたいのは、滅多に母国語が聞こえてこないということである。他人の解釈を付与された(記号としての)言葉を投げられることはないし、自分の投げた(記号としての)言葉に対する他人の解釈というものを気にする必要もないし、自分の言語空間(もちろん母国語である)に閉じ篭ることができる。そのためには、母国語と生活(母国語とコミュニケーション)とが繋がっていないことが重要なのだ。

いわゆる「日本人宿」には絶対に自分からは行かないし、日本語が聞こえてくると下を向いてそそくさと立ち去る。ただ、本は違う。本は元々言葉と距離を置いて接することのできるものであるから、少量なら邪魔にはならない。むしろ、海外で出会う本には新鮮さすらある。


ほとんど出歩かないのだが、チェンマイで唯一外出、つまり歩いて行ける範囲を超えて出かけたのが、チェンマイ大学。人文学部に日本研究センターというのがあるらしく、本棚をチェックしてきた。

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人文学部だからか、半分以上は小説だった。村上春樹は当然ある。

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村上春樹より下川裕治の並びがすごい。

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僕の好きな宮本輝の『螢川』もあった。好きなのは宮本輝ではなくて『螢川』のほうである。それにしても「ほたる」と打っても「蛍」しか出てこない。辞書の編集委員にもののあはれを解さない数学者でも混じっていたのではないか。

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日本人には貸し出しもしているらしい。パスポート提示で5冊2週間まで。

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学食でカオソイが25バーツ(≒75円)だった。しかし量も値段相応であった。


タイビザが10月6日までなのだが、その後どうするか決めてない。ちょうどクレジットカード付帯の海外旅行保険が90日間なので、一度日本に帰ろうかとも思っている。いずれにしても、冬から春にかけては山小屋で過ごしたい。




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category: タイ

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