寝太郎ブログ

2月10日文庫本発売→『自作の小屋で暮らそう: Bライフの愉しみ (ちくま文庫)』

「住まなくてもいい家」建築計画その1  


気の向くままに生きてゆくためにまず必要なのが、「いつでも帰ってこれる場所」「好きなだけゴロゴロしていられる場所」「自分専用の駆け込み寺」である。これすなわち、最初に建てた家のコンセプトだった。

しかし、そうして建てた家が「いつまでも住まなければならない家」になるとは、全く考えていなかった。カビである。カビ以外にも腐食、自然劣化、シロアリなどいろいろ考えられるが、短期的に問題となるのはカビである。

秋、冬、春は問題ない。また夏でも、自分が生活して室内の空気が動いてさえいれば全く問題ない。しかし、夏の暑い時期にしばらく家を空けて帰宅すると少し変な臭いがして、キッチンの油がはねた所などは目に見えるカビが発生している。

僕がたまに目を通しているブログなどでも、ほとんどの素人小屋ビルダーの人たちがカビの被害を報告している。それらを聞く限り、僕の家はかなりマシなほうである。やはり、比較的涼しい場所にあるということが幸いしているのだろうか。

「いつでも帰ってこれる場所」というのは、裏を返せば「いつまででも留守にできる場所」「住まなくてもいい家」でなければならない。定期的に小屋へ赴いて換気や掃除をしないといけないとなると、本末転倒である。

自由に旅に出たり小屋に引き篭もったりしたい。「住まなくてもいい家」、これすなわち今回のコンセプト。

そういうわけで、今回の建替えの目的の九割はこのコンセプトを達成するためだけにある。もしもこのコンセプトが達成されそうにないのであれば、建替える意味がないので潔く諦める。

そもそも、カビの原因が何なのか、よくわからない。普通の家やアパートだって、人が住まなければ痛むし、カビだって生える。今の自分の家には、それ以上の問題があるのかどうか。

あるとしたら、家のサイズが問題なのか、林の中だったり、土の上だったりすることが問題なのか、日当たりが問題なのか、家の構造が問題なのか、日本の気候が問題なのか。全然わからない。たぶん、全部だろうけれど。

原因がわからないので、具体的にどうしたらいいのかも全然わからない。なるべく床を高くすることくらいしか思いつかない。お金と時間をかけるつもりは全くない。

最大の問題は、電気を引くつもりがないということである。一番簡単なのは、定期的に換気扇でも回しておけば、たぶん一件落着であるが、それは不可能。電気無しで「住まなくてもいい家」は可能なのだろうか。

いつも電気のことを書くたびに、電気を引かない決定的な理由が無くて(電気が必要な決定的な理由もないが)自分でもむず痒いのだが、要は、なんとなく引きたくない、仰々しくしたくない、ということである。いつも自分の基準はテントかダンボールハウスである。

スキルとしては、最初に建てたときと全く同じで、つまりノコギリと金づちしか使えない。習得する気も無い。とりあえず今のところ決まっているのは、また最初から最後まで一人だけでやるということ。

どうせ原因も対策も完全にわかろうはずもないので、再び「やってみる」ということになりそうである。昔の家などにヒントを求めながらやってゆきたい。無理そうなら諦める。




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category: リフォーム

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