寝太郎ブログ

2月10日文庫本発売→『自作の小屋で暮らそう: Bライフの愉しみ (ちくま文庫)』

小屋の外壁塗装(もとい塗装外壁)  


ここ数日、時間を見つけてはこれまで外壁に貼り付けてあったパリパリに劣化したプラダンのタッカーの針をペンチで一本一本、ブチ・・・ブチ・・・と抜いていました。この5年半で最もせつない作業でした。確かに普通の握力があれば一本一本を抜くのはさほど大変なことではありません。しかし何百本を抜き終えた後に固まっていた指をゆっくり伸ばすと、ペンチに当たっていた中指の皮と肉がメリメリ乖離するのが分かります。

それでもだんだんコツが掴めてきて、タッカーの針の真ん中ではなく角に近い部分をペンチで挟んで、少し捻りを加えながら一気に抜くと・・・あ、大量のタッカーの針をリズム良く抜くコツの需要は無いですね。

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自分としてはこのプラダンを剥がすというのはパンドラの箱を開けるような気持ちでした。見るまでは不確定だったものが見た瞬間に確定してしまうような、健康診断を受けたいような受けたくないような、そんな気持ちでした。しかし思ったより普通で、構造の一番底辺の部分も目視できるような問題は無く(一番下の枠だけは防虫防腐加工のツーバイ材を用いている)、金槌で叩くとコンコンといい音がし、若干湿っているような雰囲気はありましたがむしろそれはプラダンのせいで、今さらながら気休めのクレオトップを塗布してよしとしました。

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うちの床下はこんな具合ですが、一般論としては、防腐剤を塗布して床を高くして石灰を撒いてお化けでも住まわせておけばいいのでしょう。ちなみに、ジャッキで上げたらどうかというアドバイスをよくいただくのですが、まずジャッキが無いですし、前後のトイレやら玄関やらと繋がっていて少し面倒なので、このまま朽ち果てるまで突き進もうと思います。

さて、プラダンを剥がした後の外壁に何を用いるか散々迷っていまして、一時は「よしず」を用いることで意思が固まっていたのですが、よしずの葦そのものよりも、結んでいる紐がすぐにダメになるらしく、他に安価な資材を思いつかなかったし、周囲を見渡しても貼れそうなものが無かったので(自然界には扁平で丈夫な物体が少ない)、結局、構造用合板に直接ペンキを塗ってその被膜を外壁としました。

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裏側はクリーム色にしました。自分的にはイマイチな感じです。ペンキって表情を消してしまうんですよね。うちの小屋はこれ以上安っぽくはならないと思っていたのですが、予想以上にチープな感じになりました。そもそも被膜が欲しかっただけであって、色を塗る必要はなかったのですが・・・。今後何か遊べそうなものが見つかったら、この上から貼ってもいいかなと思います。

それから、この小屋には軒がほとんどありませんでした。小屋を建てるまでは「箱があればいい」というイメージだったのですが(何しろ僕は基準がダンボールハウスでした)、生活を始めてみると、屋根がある屋外スペースはいくらあっても足りないということが分かります。そして小屋とは別に屋根を設けるのが如何に大変かということも分かります。そういうわけで、軒を伸ばしました。軒は1mまでは築面積に算入されないので、最初から作っておくべきでした。

たぶん昔の木造建築ではちゃんと軒があって、それが建物の基礎を守ってくれていたはずですが、最近の家は外壁も基礎も雨でも風でもどんと来いというような建材を最初から用いているので、軒なんて全く無い家がたくさんあります。自作小屋には必須だと思います。

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正面はブラウンにしました。




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category: リフォーム
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