寝太郎ブログ

2月10日文庫本発売→『自作の小屋で暮らそう: Bライフの愉しみ (ちくま文庫)』

2016謹賀新年  


2016年、明けましておめでとうございます。

6年前、2010年の正月、まだ何もない土地にテントを張ってブルーシートに包まりながら何やら設計図らしきものをゴソゴソ書いていたのを思い出します。それから6年間、ひと言でいうと、ずっと放浪してきたという感じです。どこか一所に腰を落ち着ける、という感覚が無いわけです。それは小屋に居ても同じです。小屋は定住というよりは、生活全体としての放浪の拠点です。

三作目の本を上梓してより約二ヶ月ほど、本当にいろいろありまして、直近の原因は本を書いたことによって書いた内容が増幅して自分に迫ってきたことだろうと思いますが、とにかく不安定で、緊急通報のできないスマホを握りしめて新宿でブルブル震えていたり、不安に駆られて毎日10キロ以上歩き続けたり、大量の意味不明の文章を書きまくり、揚句の結論ですが、どうやら自分は疲れているらしいです。

今年も実家には帰りませんでした。帰らなくなってもう何年目かも忘れてしまいました。僕はこれまで、ただの一度もホームシックというものになったことがないのですが、今年の正月は、故郷の何もかもが懐かしくてしかたがありません。どうしてそう感じるのか、理由も分かっています。自分がいない間にいろんなことが変わったようです。今日は散歩がてら、都心の荘厳でご利益の有りそうなお寺へ初詣に行きましたが、そういうんじゃないんですよね。故郷の、あの、ちっこい神社へ行きたいんですよね。

そう、あたりまえですが、ブログってものすごくいろんな人が見ています。大昔の彼女とか、連絡も取っていないような友人とか、昔の研究関係の人とか、親族とか・・・。前は少し嫌だったのですが、もう誰でもウェルカムという気持ちです。自分はずっと、この自分はあの人には見られたくないとか、この自分はあの過去とは切り離されたものであるとか、そんな面倒くさいことばかりだったのですが、そういうのがかなり和らぎました。実家にいた時の自分も、研究生活時代の自分も、小屋暮らし時代の自分も、どうやらどれも自分らしいという仄かな実感と共に迎える新年です。

今は東京にいます。

今年は、全く何の予定もありません。




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