寝太郎ブログ

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公売物件に抵当権が付いている場合  


公売物件に抵当権が付いていた場合どうなるのか、という話。

(ちなみに「公売物件」は税の滞納などが理由で差し押さえられ売主を国税局などとして競りに出された物件、「競売物件」は借金返済の滞納などが理由で抵当権付きの物件が差し押さえられ売主を裁判所などとして競りに出されるケース。)

これは国税徴収法の第二章「国税と他の債権との調整」に書いてあるのだが、税の法定納期限等と抵当権の登記とどちらが早いかによって優先順位が決まる。前者は登記事項証明書(登記謄本)に書かれておらず、一般の人間が確認する方法はない(もし公売にかけられる場合、抵当権者には通知が行く)。公売に出ている物件でも、抵当権設定登記が先に為されているケースもある。

ただ、これは買受人にはあまり関係のない話で、一応、国税局にも問い合わせてみたのだが、公売が実施されている時点でその物件は満額換価され、あとは税務署なり裁判所なりがどういう順番でどれだけ徴収するかということなので、公売において落札された場合は必ず抵当権などは抹消された上で引き渡される。

考えてみれば当たりまえで、同じ物件から二重三重と換価代金を徴収できるわけがない。

ちなみに先日の物件のような「抵当権設定請求権仮登記」の場合は、未だ抵当権設定されていないわけだから、ますます関係ないし、当然抹消される。

***

やはり実務経験のないペーパー資格なんて、実際の個別ケースに迅速に対応するには全く役に立たないと思った。




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category: 物件探訪

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