寝太郎ブログ

2月10日文庫本発売→『自作の小屋で暮らそう: Bライフの愉しみ (ちくま文庫)』

つれづれ  


青色申告と確定申告を終わらせた。ブログ収入や印税というのは、何か仕入れたり製造したりするわけではないので、青色申告の中でもかなり楽な部類に入ると思うのだが、それでも丸一日かかった。普通にお店とか自営業でやってる人はどれだけ大変なんだろう。良い子のみんな万引きはやめよう、駄菓子屋のおばあちゃんが青色申告の数字が合わなくなって混乱する。

今シーズン、玄関の大改装と、外壁工事(工事なんてシロモノをしたことがないので「工事」と書いた瞬間に顔が赤くなる)等を予定している。外壁は以前「よしず」を検討したのだが、どうも葦そのものよりも結んである紐が最初にダメになるらしく、却下したという経緯がある。ただ今回「すすき」を考えながら、結局、どんな紐で結べばいいのかとそこのところで引っかかっているので、だったらよしずにしようかと思い直したりしている。紐の部分を何か、コーキングなり接着剤なり、覆っておけばいいのかな。

DSC_0435.jpg

あまりに静寂の中で時間を過ごしているので、たまに行くコメリのテーマソングに洗脳されてしまい、小屋に帰ってからもしばらく脳内リピートされる。

風見鶏っていいですね
いつでも屋根の上
幸せの風が吹いたら
嬉しい羽ばたきしてくれる
コッコココケッコ―
けっこうですねコメリ
コッココ・・・

なかなか名曲である。ただいつも「嬉しい羽ばたき」のところがどうも、日本語としてどうなんだろうと思う。聞き間違えかなと思って耳を澄まして聞くのだが、やはり「嬉しい羽ばたき」と言っている。これが詩的というなら、僕には詩のセンスはなさそうである。「コッコココケッコ―けっこうですねコメリ」のところはなかなかうまいこと考えたものである。コメリ株式会社の役員さんが発注先の作曲家を労っている様子が目に浮かぶ。風見鶏ってニワトリだったのかーとコメリをうろうろしながら思った。ニワトリはあんまり高いところ行かないんだけどな。数ある店舗ソングの中ではコメリは好きな方である。少なくとも「激安」とか「買った買った」とかそういうコマーシャリスティックな言葉が出てこない。

そういえば、たるかりさんが「外壁はよしずにしてみた」と書いていたので、どんな感じになったのか楽しみである。

しかし、地面が凍っている。雪も残っている。これではやりにくい。地面が解けるまでまた東京に戻るかもしれない。東京に無料で泊まれるゲストハウスモドキを作りたい。名前はモドキ亭か無料亭にしよう。無料にしたい理由の一つは、これ以上確定申告を煩雑にしたくないからである。どうやったら管理人が常駐せずに宿が回るだろうか、小屋の作業とどういう順番でやっていこうかなどと、昼も夜も悩んでいるところである。


仏教って、アニッチャー、アニッチャ―(無常)と唱えて、何事も死や無常を考えればたいした悩みではないということを教えてくれるのだが、あんまり死や無常について考えすぎて、なにもかもたいした悩みではなくなってしまったら、それってすごく怖いことじゃないかと思う。彼らにとって乗り越えるべきものは「生」であって、「死」はそのための観念的な道具にすぎない。青色申告や確定申告によって、この世をなるべく煩雑で不幸せなものにして、相対的に死を安楽とみなそう、その恐怖を少しでも和らげようっていうんならわからないでもない。その場合は問題の中心は「死」であって、それを乗り越えるために「生」が存在しているということになる。瞑想をしていた頃から事あるごとに思っていたのだが、自分は仏教とは問題の構造が真逆だなと感じる。




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