寝太郎ブログ

2月10日文庫本発売→『自作の小屋で暮らそう: Bライフの愉しみ (ちくま文庫)』

後悔  


いくら時間を無駄にしても、いくら馬鹿なことをやっても、いくら間違ったことをやっても、自分の内に留まることであれば、あぁ馬鹿だった、無駄だった、こういう人生だった、で済む。

自分の内に留まることというのは、いかなることであっても、本人が過去のことだとさえ思えるようになれば、不思議と全て笑い話になる。全部笑い話にして、そこからまた一歩一歩生きてゆけばいい。

けれども、そこで少しでも他人が関わってくると、自分の都合では消せなくなる。特にそれが、金銭や物質的なものではなく、他人の心に関わることであるとき、他人を傷つけたり、他人を悲しませたり、他人を寂しがらせたりしたとき、ましてやその他人の心が手の届かないところに行ってしまったとき、つまり永遠に他人の心を上書きできなくなってしまったとき、生涯、自分自身が背負ってゆかなければならない。それが「後悔」というものだと思う。




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