寝太郎ブログ

2月10日文庫本発売→『自作の小屋で暮らそう: Bライフの愉しみ (ちくま文庫)』

結局苗を作る  


なぜ育苗が必要なのか。作物にもよるが、

1.収穫したいタイミングから逆算した播種すべき時期がまだ寒い。
2.水やりが大変(←今回実感した。直播きだと発芽まで畑中をまわって水をやらないといけない)。
3.室内にしまうなどして温度管理するため。
4.野菜は弱い。特に若い芽は虫、病気、雑草に負けやすい。
5.発芽率が100パーセントではないのでちゃんと育った苗だけを植え、畑に無駄なスペースを作らない。

このうち、どれが最も重要なのかよくわからないので、完璧な育苗からどの部分の手を抜いていいのかもよくわからないでいた。(Bライフ的な暮らしにとって必要なのは「最も良いやり方」ではなく「手の抜き方」のようなマニュアルである。)つまり、外界から隔絶する、室内に置く、地温を上げる、市販の育苗土を使う、水を十分やる、などのうち、どれを省略したら育苗をする意味が無いのか???

答えはよくわからないのだが、現実的には5の発芽率の問題が結構シビアだと感じた。ナスやピーマンをはじめ、現時点での発芽が半数に満たないものがあるので、やはりそのあたりの夏野菜は苗を育ててみることにした。

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土なんて腐るほどあるのに。「地球」って地の球なのに。と思いつつ、安さに負けて培養土も購入。198円でポット100個分足りるのだから、相対的に言うとほとんどタダみたいなもの。しかし、土を買わされるなんて悔しい。

P1020812.jpg

ここ数日、寒の戻りがあるものの、もうすぐ梅雨入りということで、もう温度に関しては気にする必要が無いのかもしれないが、半地下の育苗床を作ってみた。

P1020815.jpg

トマト、ナス、ピーマン、とうもろこし。入りきらなかったので比較実験のため、半分は普通に土の上に置いた。

もっとも、ちゃんと発芽して大きくなりさえすれば、移植しない直播きのほうが強く育つとも聞く。つまり、育苗をすっ飛ばして楽をしたようで、実はジョウロを抱えて歩き回って最もハードな(だができた野菜に限って言えば品質は良くなるはずの)道を行っていたということか。

ここ数日で新たに人参、冬瓜、ネギ、とうもろこし、なす、ピーマン、ミニトマト、アルギュラ、のらぼう菜の発芽を確認。

〇ミズナ
〇カブ
〇オクラ
〇ジャガイモ(苗)
〇ビーツ(苗)
〇サツマイモ(苗)
〇里芋(苗)
〇トマト
〇ほうれん草
〇枝豆
〇チンゲン菜
〇シュンギク
〇小松菜
〇インゲン
〇ラディッシュ
〇大根
〇ゴボウ
〇メロン(種&苗)
〇レタス
〇チマサンチュ
〇ブロッコリー
〇キュウリ(種&苗)
〇ゴーヤ
〇ニンジン
〇冬瓜
〇ねぎ
〇とうもろこし
〇ナス(種&苗)
〇ピーマン(種&苗)
〇ミニトマト(種&苗)
〇アルギュラ
〇のらぼう菜
〇カボチャ
青シソ
赤シソ
わさび菜
葉ねぎ
パセリ
パクチー
ニンニク
とうがらし(苗)
スイカ(苗)

香草類は強いというイメージがあったのだが、音沙汰無し。それ以外はだいたい芽が出た。芽出たい、芽出たい。




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コメント


省エネ、タイミング、旬

寝太郎さん

>つまり、外界から隔絶する、室内に置く、地温を上げる、市販の育苗土を使う、水を十分やる、などのうち、どれを省略したら育苗をする意味が無いのか???
 どれか? 強いて言えば、「地温を上げる」が欠けたら芽がでないので、育苗する意味がないというか、育苗できないでしょうね。
 手抜きというか、普通はこれら夏野菜は、苗をHCで買うものなんです。買えない品種だから、たとえば、自分で発芽・育苗作業をする。農家は加温装置をかならず持っています。昔の農家は、苗床温床といって、電気を使わず発酵熱で育苗をしたそうです。しかしビニールがなかった時代はどうしてたんだろう? 育苗に光が必要なのだが、、、? やっぱり旬な露地まきなのかな? 箱のふたとして稲わら?
 僕が加温処理なしでまだ実用的だと今年思ったのは、4月はじめの種まきで、寒い日は室内の窓横、暖かい日は外で日光浴。夜はもちろん室内(今は外のまま)。トマトもナスも定植しました。ピーマンだけ、ちょっとした理由で4/23まきで、まだ定植できていません。もう少し手元でかわいがる? という感じ。HC苗が育っているから、収獲時期をずらせていいな、とか。本格的からほど遠いですが、ナスとピーマン、もう収穫しました。
 逆にこの時期にナス、ピーマンの種まきで、その後どうなる? と興味深々です。3月とかに無理して種まきするから定植まで2ヶ月もかかるので、今ポットにまいたら? いける? 梅雨は? 酷暑は? 収穫はいつ? と。ま、家庭菜園だと、どの本にも書いてあるとおり、HCで苗を買うのが現実的なんですけどね。
 そして、いちばん楽なのは、旬な時期にまくことなんじゃないのかな(当然、収穫期間は短くなる)。畑の露地まきは、合理的だったんですよ。ただ作業に丁寧さ、緻密さがもうちょい必要だったのかもしれませんが。(でも、ある程度でたんですよね? 出つつあるんですよね? 自家消費なら、そんなに本数は要らないですよ。)
 菜園ラバーの涙ぐましい努力は、冬、小さなビニール袋にキッチンタオル小片をいれ、水をいれ、タネをはさみ、体につけて1週間ぐらい一緒にいること。体温で発芽させます。
 水は、ニンジンやネギとちがい、普通の時期だとそれほど気にする必要がありません。タネが土の中にいて、その上まだ寒いからそれほど乾燥しない。ただ今の時期だと、いちおうそれなりに気をつけます。一度水をすったタネを(生命活動スイッチが入る)乾燥させれば、殺す行為でしょう。タネばかりでなく、双葉の苗なんて、数時間、水がないだけで死にます。2、3週間の努力がパーです。それでポット育苗。管理が楽だから。
 コスパ、再び。十分にうまくいっていると思うから、多少の失敗は学習の動機付けになっていいじゃないですか、と思うのだけど、こっちも有限な体力と時間の存在です。省力化の工夫はぜったいしたい。余った力と時間で、じっくり観察するためにも。
 じっくり考える余裕があると、どっかの菜園記事を読んだとき、あるいはちょっとした写真から、なるほど、そこに技がありましたか、となれるのじゃないですかね。

文太 #- | URL
2017/06/06 01:03 | edit



寝太郎さん、最近の農業シリーズ楽しみにしてます。私も仕事でトマト苗を種から数千株作ってました。たくさん作るとなるとセルトレイが便利ですよ。セルトレイにバーミキュライトを敷き詰めて水を含ませてからそこに播種しますよ。種は上下あるんで気をつけてくださいね\(^o^)/播種したらセルトレイの上に新聞紙を敷いてそこに水をかけると良いですよ。新聞紙が乾いたらダメですよ(*´ω`*)なので一日張り付いて新聞紙を濡らすと良いですよ。一週間くらいで芽が出るんで芽が出たら液肥を使って3センチくらまで成長させて、その後水たっぷりの育苗ポットに移すと良いですよ。その状態で液体肥料を使って苗を大きくすると良いですよ。液肥は薄めでだんだん濃くですよ。ECメーターがあると便利ですよ。ある程度大きくなったら畑に植えればいいと思います(*^^*)

きゃさりん #- | URL
2017/06/05 23:29 | edit



発芽・育苗(思いつくこと)

ちょっとたてこんでいるので簡単なメモを。
でも、こういう寝太郎さんの姿勢が大好き。ファン。応援したい。させてください。しちゃいます。

(0)発芽はとてもとてもデリケートな過程です。あのちっちゃい種から植物になり始める瞬間ですから。付加逆的な死にむけた行進。僕も手抜きをしますが、このため、発芽と育苗のプロセスを分ける人もいます。本葉1枚でトレイからポットに《鉢上げ》するのです。ポット育苗を2段階に分ける人すらいます。壁にぶつかると発根が良くなるらしい。さいしょ小さいポットで発根を促す。そして、また次の大きいポットへ。
 ただ、アブラナ科みたいに、じつに容易に発芽するのもいます。
(1)管理の手間もありますが、環境管理がめんどうなので、できたら小屋の近くがよかったですね。どこなんだろう?
(2)トウモロコシはわかりませんが、ミニトマトの発芽がいちばん容易で、ナスがなかなか出ません。でもあの小さな種からやがては巨大な樹になるんですから(ナスは本国では多年草の木です)、がんばりましょう。
(3)ミニトマト以外は収穫にたどり着くかはあまり重要視しない。経験してみる。発芽の感動を抱きしめる。これが目標。3月終わり、4月初めに始めたらよかったのに、、、。
(4)そんなデリケートな作業だと思ってなかったと思うし(畑で芽がでたよ)、僕だって手抜きしたい。でも、やっぱり失敗もしたくないから、困難な挑戦なのだと覚悟しておく。温度管理はやはり最重要(屋内? 苗床?)。今は暑くしすぎないように。黒ポットは熱を集め、そして土の量が少ないからかなりの高温になりうる。低温はやりすごせる、今なら。高温は殺人的。夜の温度はどうでしょう? 外の連中にも夜だけビニールシートをかけてやるとやさしいです、きっと。朝、かならず外すべきだと思いますが。環境温度を発芽適温の範囲におさめること。暑くなりすぎそうだったら遮光。彼らは発芽に光を必要としていません。水と酸素と温度です。水はかけすぎなければいいと思う。雨のことは考えたほうがいいかも。水はバケツに予めくんでおくと、ちょうどいい温度になります。川の水?
 こっちでは水曜、木曜あたりに雨のようですが、、、。
(5)酸素。ポットをべったり地面につけないで。底の穴から呼吸しています。HCで「ご自由にお持ちください」のプラスチックの苗用バスケットがあるといいのですが、、、。
(6)土。発芽培養土なる専用のものがあります。高い。それぐらい困難。そのオレンジパッケージの土を僕もコメリで買ったことがあります。あまり発芽向けではありません。重くて固まるみたい。土を軽くするにはバーミキュライトとか入れます(ダイソーにあり)。因みに発芽培養土には肥料ぶんが入ってません。不要なのです。育苗には必要なので、今回はそれでいいのですが、種を深く埋めすぎると発芽できません。どんな具合でしょう? 結果待ちですよね。
 「深く植えすぎた」といって表面の土をスプーンでそぎ落とす。あまりお勧めできません。今日、明日なら、まだ発芽(発根)がはじまってないから大丈夫だろうと思うけど。
(7)発芽率。種袋の裏に「85%以上」とかあるでしょう。それ以下ならセッティングや環境に何かまずい点があったと考えていいと思います。今は関係ないですが、種の寿命というのを調べてみると良いかも。うーん、環境の厳しい小屋ですから(冷蔵庫に保存するものなのです)、先のことを考えてもしょうがないでしょうが。それらは長い連中です。ナスでちゃんと管理すれば5年とかもつ。スイカ、ゴーヤ、カボチャ。見るからに長い。
 発芽日数。書いてあるのよりちょっと短いぐらいになるじゃないのかな。
(8)ポットに3つくらいずつ撒きましたか? それぐらいの保険は必要かも。失敗を承知で1つぶ撒きもありですが、そうすると管理の手間が増えるわけです。必要な土の量も増える。1ポットで3つ発芽なら、ある段階で2つを抜くか、ハサミで切ります。残酷です。スプーンでうまく引き抜いて、別のポットに移植はありです。
(9)種の大きさと種をおく深さ。ご存知のとおり、ネギとかサンチェ、ニンジンみたいな好光性の軽い種は覆土をうすくですが(よって毎日水遣り)、それら夏野菜は、土の重さによりけりですが、1センチくらい? 豆でないのであまり問題はないと思いますが、種は根からでてポジションを確保するので、浅すぎてもまずい場合があります。この段階では土をいじることは厳禁。発芽したピーマンの双葉が種の殻をかぶっていたら浅すぎです。土との摩擦で脱ぎ捨てるわけです。
(10)土、再び。僕もずっと悩んでます。ただ森の表面の土(僕の師匠は雑草をつみあげて3年のもの)とかのほうが良いのかもしれません。どれならいい? それが見分けられるようになるには、実験と経験からの勘か目か手が必要かもしれません。基本的に、同じ土ってこの世に存在しないんです。もちろん買ってしまえば、ある程度均質でしょうが。
(11)苗半作でしたっけ? 僕でも5つのポットから3つの苗を選んだりします。そのあとのことを考えたら、この程度の手間・無駄は惜しむべきでないな、と思います。逆に(土地があまってらっしゃるからあれですが)、調子悪そうなのは最後まで定植しません。うまくいかない奴ほど手間がかかり、悩ませてくれ、そして結果をだしてくれず、こっちのダメージが大きいからです。
(12)目的があれですが、キュウリは簡単に発芽します。これなら収穫が望める??? が、梅雨と夏の猛暑3週間は、夏野菜にとっても敵なのです。猛暑に強いオクラは、できますが、直根性なので、ポット育苗は推奨されていません。
(13)芽がでたら、水遣りは朝。夜にすると徒長します。この陽気なら大丈夫かな。
(14)facebookで「関野幸生」さん、youtubeで「福田俊」さんを調べると、基礎はもちろん、いろんな細かなテクニックの勉強になると思います。それぞれ、流儀があるのですが。インターネットのブログで、hanna-papaさんも、僕的にはいいと思う。使える技だけピックアップすればいいんです。あんな暇人みたいなブルジョアの真似できるか、と思う部分もあると思いますが。

 ふう、思いつけたのはこれだけです。乱暴マシンガントーク、ご容赦。m(__)m

文太 #- | URL
2017/06/05 21:45 | edit



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