寝太郎ブログ

2月10日文庫本発売→『自作の小屋で暮らそう: Bライフの愉しみ (ちくま文庫)』

空港に住む  


東南アジア諸国の空港のトイレは、ウォッシュレットが単なる長い水道のホースだったりするので非常に便利です。

P1060809.jpg

洗髪できるのがありがたいです。排水溝があるのでうまくやれば体も洗えそうです。簡単な洗濯もできます。使用後は「来たときよりも美しく」。

日本のトイレはハイテクで有名ですが、ウォッシュレットが下からニョキニョキ出てくるノズルで、Bライフのことを考えていないので失格です。

P1060811.jpg

空港にはもちろん電源もありますし、WiFiも飛んでますし、食べ物も売ってますし、空調完備ですし、横になって寝れますし、何より人がたくさんいるから目立たないですし、住めます。

成田なんかも、昔は空港泊ダメだったらしいですが、今は認められています。住む場所に困ったら空港行くのも手です。

ゆっくりしながら、次どこ行こうか考えてます。




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人力による世界一周  


世界一周(circumnavigation of the world)の定義が気になったので調べていた。どこをどう旅したら「世界一周」と言うのだろうか。

ある地点から出発して、一方向に進みながら地球の反対側の地点(対蹠点)を通過し、また元の地点に戻ってくる

伝統的な定義はこのようなものらしい。直観的にも明快。他にも細かな定義がいろいろな団体によって様々に決められている。(参照:What is a Circumnavigation?

人類初の世界一周は1522年のマゼラン艦隊で、今では飛行機を使えば簡単。移動手段を限定した世界一周のルールも様々。その中でも「人力による世界一周」(Human Powered Circumnavigation)というカテゴリがあって、たとえばギネスブックによる定義は以下のようなもの。(参照:FASTEST CIRCUMNAVIGATION USING ONLY HUMAN POWER

1.スタートとゴールが同じ地点。総距離は北回帰線の長さ以上。赤道を一回以上越えること。全ての経線を跨ぐこと。
2.西から東へ、あるいは東から西への一方向の行程であること。
3.人力のみ。風力は認められない。
4.一時中断することは可能。
5.中断したら同じ場所から再開。
6.自分自身の力のみで移動すること。
7.砂漠など通行不能な場所は避けて計画すること。
8.協力者の援助を受けることは可能だが、移動を助けてもらってはならない。

ざっくり言うと、世界一周の条件に、徒歩、自転車、カヤック等の「人力」の条件を加味したもの。海を越えるのに「風力は使えない」の条件がかなり厳しい様子。

日本のwikipediaを見たら「ギネスがガイドラインを設定してから今日まで、人力世界一周の達成者はいない」とあったので、さらに興味が出てきた。(参照:世界一周 -wikipedia

興味、というのは、自分がやるやらないということではなく、素人目には(もちろん大変だとは思うが)そんなに絶望的な条件でもなさそうに見えるのに、10年間近くなぜ誰も遣り遂げていないのか、という興味。

しかし、ギネスの公式ページを見てみると、「Jason Lewisによって2007年に達成」となっている。(参照:First individual circumnavigation of the globe using human power

どうやら、「人力による世界一周」のギネス登録を巡っては一悶着あったらしい。ギネス登録を試みるも無視されてしまったColin Angusは、自らを最初の「人力による世界一周」の達成者と称した上で、「ギネスの定義に従えば自分もJason Lewisも未だ達成していない」と主張しており、それを日本のWikipediaにおいて誰かがそのまま引用した模様。(参照:What is a World Circumnavigation?

なお、Colin Angusはギネスに嫌われるもNational Geographicから「初めての人力による世界一周の達成者」として認定されている。(参照:Adventurers of the Year: The New Magellans

さらには2012年に、完全にソロでの人力による世界一周が46歳のErden Eruçによって達成されている。つい最近の話である。Colin Angusはチームだったし、Jason Lewisは個人であったが他人の力を借りていた。(参照:Around-n-Over: Erden Eruç completes the World’s 1st Solo Human-Powered Circumnavigation in 1026 Days

ギネスの「人力による世界一周」の定義には、「中断」に関する項目がある。

4.一時中断することは可能。
5.中断したら同じ場所から再開。

ギネスに認定されたLewisの世界一周は13年間のうちに断続的に行ったものだったし、Erdenも5年間の間に何度も中断している。(参照:Human Powered Circumnavigation

僕が調べた限りでは、中断をせずに人力で世界一周をした人はまだいないようである。

「世界一周中です」という人に、「赤道を一回も跨いでないから、あなたの旅はギネスブック的には世界一周ではないです」とか言ったら速攻で嫌われそうである。




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