寝太郎ブログ

2月10日文庫本発売→『自作の小屋で暮らそう: Bライフの愉しみ (ちくま文庫)』

ネットカフェ  


ネットカフェや、ネットルーム、レンタルオフィス、カラオケボックスなど、居住用ではないスペースで寝泊りする方法です。

必要な日数だけ滞在できるのがネットカフェのいいところです。大抵、ドリンクバーやシャワーもついています。
ただし、ネットカフェはあまり安いとは言えません。24時間コースだと、3000円くらい、もしくはそれ以上するところがほとんどです。安く済ませるためには、夜間のナイトパックや、昼間のフリータイムなどを使って、10時間1000~1500円程度で済ますのが賢いです。ブース席を諦めてオープン席にすると、さらに安く滞在できます。オープン席は基本的にリクライニングソファです。人によるかもしれませんが、宿泊目的のときはリクライニングよりもフルフラット席のほうが安眠できます。都心だと、オープン席の800円程度のナイトパックで、リクライニングソファでいびきをかきながら寝ている人がたくさんいます。もちろんプライバシーはありません。

ネットルームは、飲食物の提供をやめ(風営法対策)、完全個室にしてあるサービスです。ネットカフェよりも宿泊客にターゲットを絞っているようで、日単位の料金は2000円程度と安く、数週間から30日くらいまでまとめて契約することもできるようです。シャワーがあり、簡単な流しがあるところもあります。

安いレンタルオフィスにも、オフィスとして使わずに寝泊りする人がいることを承知で運営されているところがあります。以前電話したら「事務所ですか、ご滞在ですか」とズバリ聞かれました。ネットカフェやネットルームよりもシャワーが無い可能性が高く、要確認です。オフィスだけあって、郵便物を受け取ることができます。契約は基本的に月単位です。

カラオケボックスは、昼間ならワンドリンク含めてもそこそこ安いですが、夜一泊するとけっこう高くつきます。

下の写真は、某ネットルームです。防火や換気・衛生には気を遣っている感じで、すごく清潔感があって、住みやすそうでした。24時間2000円程度。何より部屋に鍵が掛かるのはネットカフェには無いポイントです。
ポットはあり、キッチンは無し。飲食物の提供は無し、自販機はあります。レンタルポストまであって、郵便物の受け取りが可能でした。難点は、シャワーが有料で、節約のためには10分100円で浴びなければならないところです。
リクライニング、フルフラット、カウチソファの席があって、写真はカウチソファ席です。背もたれを倒してベッドのようにして寝れます。僕が行ったときは満室で、一部屋だけ清掃待ちの部屋がある、という人気ぶりでした。

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以下蛇足ですが、居住用ではないだけあって、本来、これらのサービススペースを、宿泊施設として提供するのは法律的にはグレーらしく、店側もいろいろと口実や注意書きをして、寝泊りする人がいるのを承知で運営しています。

そもそも、寝泊りとは別に、ネットカフェは風営法違反で話題になってました。小さな個室で飲食物を提供する場合は、風俗営業許可を取る必要がありますが、許可を取ってしまうと24時間営業ができなくなったり、18歳未満は立ち入り禁止になったりするそうです(風営法)。そこで、ネットカフェは、個室をやめるか、飲食物提供をやめるか、24時間営業をやめるか、というわけです。

個人席を「ブース」と呼んだり、扉を閉まらなくしたり、覗き窓をつけたりして、「個室じゃないですよ」と言い張っているネットカフェが一番多いように思います。もちろん鍵は掛かりません。ちなみに、上下が開いていても、1m以上の壁は天井まで届く壁とみなされ、つまり完全個室として扱われるそうです。

ドリンクバーの設置は維持しながら、ブースの内部に「飲食禁止」と書いてあるところもあります。じゃあドリンクはどこで飲むのかというと、店の隅っこにイスとテーブルが置いてあって「飲食スペース」と書いてあります。もちろん誰も使ってません。

飲食物の提供をやめて、完全個室にして、「カフェ」ではなく「ネットルーム」と呼び直しているところもあります。ツカサ、GOGO、マンボー、eルームなどが有名です。呼び名は、他に、レンタルルーム、レンタルオフィス、ポケットルームなど、手を変え品を変えという感じです。

ネットルームにすれば万事OKなのかというと、そうでもなくて、今度は(場所によってはネットカフェもそうですが)旅館業法に引っかかるらしいです。ネットルームは、完全個室で、シャワーやブランケットの提供、郵便物受け取り、日・週・月単位での支払いなど、明らかに宿泊を念頭においていると考えられます。そうだとすると、ネットルームは、旅館業法の設定する最低面積(4.8平米)や、窓の設置などの基準を明らかに満たしません。

>旅館業の分野における利用者の需要の高度化及び多様化に対応したサービスの規供を促進し、もつて公衆衛生及び国民生活の向上に寄与することを...

防火や衛生上の制約があることはわかりますが、最低面積の制約などは、人それぞれだと思います。広いほうがいいという人もいるし、狭くていいという人もいます。「高度化」や「生活向上」を強いる法律は、緩和されたらいいですね。




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シェアハウス・ゲストハウス  


数ヶ月のスパンで暮らすなら、シェアハウスやゲストハウスなどが便利です。「シェアハウス」は、本来、一つ屋根の下での家具を共有しての共同生活、「ゲストハウス」は、一泊単位で支払う安宿、というようなニュアンスだったと思いますが、日本国内を見る限り、シェアハウスとゲストハウスにはあまり明確な区別はないみたいです。ちなみに、普通の賃貸マンションの部屋に複数で住むのは「ルームシェア」ですが、これもシェアハウスとの区別は曖昧です。

シェアハウス・ゲストハウスの良い点は、初期費用(初月分の家賃と、保証金)が安いこと、月単位で契約できること(地方だと日単位で契約できるゲストハウスも多い)、家具が予め揃っていること、などです。保証人もだいたい必要ありません。自炊がしやすいのも、ネットカフェにはない良い点です。

家賃自体は普通のアパートと大差ないと思いますが、ドミトリーや、普通のアパートでは考えられない小さな部屋などもあるので、そういう部屋でかまわないという人は、安く済ませられると思います。

ただし、都内では契約解除の通知から1ヶ月は家賃が発生するところがほとんどです。それから、入会金、設備費などの名目で最初にお金を取られることがあったり、保証金の一部あるいは全額がデフォルトで返ってこなかったりします。このあたり、フレキシビリティの観点から言って、使いにくいと思う点です。

「シェア」によってコスト面のアドバンテージを求めているシェアハウスと、住人同士のコミュニケーションを重視しているシェアハウスと、いろいろあります。「程よい距離感で楽しく暮らす」のようなコンセプトのシェアハウスは多いので、他人との関わりが煩わしい人は、安いからと言って適当に入ると大変です。逆に、隣人に無関心なシェアハウスもあります。事前に様子を尋ねるといいです。

個室とドミトリーとがあります。各個室、各ドミトリーに、冷蔵庫や洗面台くらいはついている場合もありますが、基本的に家具は部屋の外にあり、共有です。

部屋のタイプは千差万別です。二段ベッドを敷き詰めたドミトリーや、二人部屋、一人用の個室でも普通の部屋だったり、2畳程度のスペースにベッドが置いてあるだけだったりします。

基本的に、不動産屋を媒介とせずにホームページで宣伝したり、ネット上のシェアハウス用検索サイトに載せたりすることで集客しているようです。

下の写真は、僕が今まで泊まったゲストハウスの中で、一番効率的に空間を使っていたところです。半畳の個室スペースに、テーブル、イス、冷蔵庫があって、その横にカプセルベッドがありました。カプセルベッドの上段は、隣の部屋の人が寝ています。この狭さは厳密には旅館業法に違反してるのかもしれませんが、安価でコンパクトで非常に居心地が良かったです。

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