寝太郎ブログ

2018年12月6日雑誌発売→『kotoba(コトバ) 2019年 冬号』特集・孤独のレッスン

パーライトモルタルで作るロケットストーブ  


今シーズンの河川敷では、断熱材としてパーライトモルタルを使ったロケットストーブを使用しています。主たる意図は、将来的にステンレス煙突が溶けても断熱材が崩れ落ちてこないように、つまり耐久性の強化です。



材料は以下の通り(全部で約3000円)、工程は穴を開けて煙突を通してパーライトを混ぜたモルタルを流し込むだけです。



パーライト5リットル(278円)×2、モルタル20kg(498円)を丸々使いました。調合比は以下を参考にしました。
三井金属鉱業パーライト事業部

上記リンク先によれば、パーライトモルタルは通常のモルタルに比べ、軽量で、断熱性に優れ、耐熱性においては通常モルタルの約8倍を誇るそうです。

ロケストの問題点の一つに耐久性とコストの天秤があると思います。レンガや耐火モルタルを用いると値段が跳ね上がるので、パーライトモルタルが折衷案になればと思っています。

さらに言うなら、穴が開くことが前提であれば何もステンレス煙突を用いなくても良いのではと思うのですが、今回は代替物が見つからず(ダンボールで筒を作っておいて最初の燃焼時に燃やしてしまうとか色々考えましたが)、妥協しました。こうしたローテクツールに3000円もかかるというのは、やはり少し気持ち悪いです。



燃料として火力の強い笹を用いようと思ったのが、耐久性の問題を再考した理由です。



笹は刈り取ってもワンシーズン経つと2~3メートル生えてきます。地上部分を何度も刈り取っているとやや弱体化するらしいですが、ほぼ無尽蔵の燃料があると言えそうです。



なお、実験段階ですので類似の物を作成して爆発しても知りません。念のため。





category: ロケットストーブ
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カセットコンロが必要になる瞬間  


前世代的な道具を使って遂行される小屋暮らしでも、イザというときにそれらの上位互換ツールに頼れるかどうかで、難易度が全く変わってくる。たとえば、薪ストーブの上位互換ツールは石油ストーブだし、ソーラー(これは次世代か)の上位互換ツールは市販電流だし、沢水や井戸の上位互換ツールは水道だし、バイクの上位互換ツールは車(下位互換ツールは自転車)。

外出するとわかっている朝は薪ストーブを稼働させるより石油ストーブで済ませたい。常日頃はバイクで良くても、雨の日にバイクで出かけるのは面倒くさいし、雪や強風だと使えなくなるし、屋根がある車があったらなぁと思うこともしばしば。一年のうち350日をバイクで生活するのと、365日をバイクで生活するのとでは、難易度としては何倍も違う。

また、小屋自体の上位互換ツールとして実家やアパートがあれば、イザというときにリセットすることができる。やはり、一年のうち350日を小屋で暮らしてイザというときに安全な場所でリセットするのと、365日全てを小屋で暮らすのとでは、雲泥の差である。(これに関しては僕のように、ネカフェや旅行などを上位互換ツールの代替とする方法もある。するとどんなボロ宿でも天国のように感じる)

365日毎日三食必ず抜かりなく家族に食事を提供する主婦が如何にすごいかということである(?)。

僕は持っている上位互換ツールもあるし、無いものもあるし、別に上位互換ツールを持った方がいいと言いたいわけでもないし、逆に上位互換ツールを持つのがズルいと言いたいわけでもない。ただ、事実として、保険なしで全体性を考えようとすると、途端にいろいろなことを緻密に確実に考えたり計画したりしなければならなくなって、精神的にもしんどい。

ロケットストーブの上位互換ツールはカセットコンロで、日常的にロケットストーブを使っているとカセットコンロがいかに便利かということが身に沁みてわかる。

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一日のスパンで言っても、全部ロケットストーブでまわすことも不可能ではないが、カセットコンロを組み入れていった方がずっと楽である。例えば、夕方ご飯を炊いたりしてロケットストーブで一通り炊飯を行った後、残った火の上にヤカンを置いておくと、食事が終わる頃にはそこそこ熱いお湯ができている。しかし、そのお湯を沸騰させるためにそこからまたロケットストーブを稼働するとなると一苦労である。だから最後の沸騰はカセットコンロのあの青い火に任せる。すると一瞬でおいしいコーヒーが飲める。これは一例だが、こういう瞬間がいくつもある。

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このアナグマ、ずっと向こうの方から律儀に林道を歩いてきて、写真を撮ってもこちらをチラチラ見るだけで逃げる素振りを見せないし、この後も道なりに歩いて行って、後ろから付いていくとたまに止まって振り返って待っていてくれる。付いておいで、と言ってるかのよう。小屋が見えなくなるくらいまでついて行ったところで突然姿を消してしまった。きっとそのあたりに金か銀かあるはずなのだが、点在するこごみばかり。日本昔話は作り話だったのか?

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昨日採取したゼンマイ、一晩漬けておいたらこんな毒々しい色に・・・。

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ゼンマイ炊き込みご飯を作ってみたが、まだ少し苦い。苦いだけじゃなくて、昨日煮沸しすぎたのか、歯ごたえが全く無い。こごみは適当な大きさの皿が無かったフレンチスタイルで盛り付け。





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長さ10センチの松でご飯が炊ける  


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ちょっと多いかなと思いつつ、「ロケットストーブ使うとこんなもんでご飯炊けます」というつもりで撮影したのだが、実際は真ん中の一本だけで炊けてしまった。点火だけアシストしてやれば、長さ10センチ程度の松の欠片でご飯(1.5合)が炊けてしまうということ。

前は「30センチの松1~2本」と書いたが、諸条件によっては今日くらいの量で炊けてしまう時もある。気温と湿度が一番重要、あとは薪の乾き具合、風の有無、などなど。

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ただ、一番最初は松ぼっくりやらダンボールやらを使って、できる限り強火で沸騰させる必要がある。そうしないと芯が残って残念ご飯になる。残念ご飯になると、残念夕飯になる。

逆に沸騰してからも強火にしていると必ず焦げる。火力はそんなにいじれないので、ちょうど沸騰した頃に弱火になるくらいの燃料を入れておくのがミソ。沸騰したかどうかは第六感で察知すべし(赤子泣いても蓋取るな)。最後はほぼ炭の赤熱のみ、炎があるかないかくらいの状態で終わらせるようにすると一番良い。

こんなクッキングストーブみたいなのも売っていて、7000円台だからそんなにべらぼうに高くはないが、これでは松の欠片一本ではとうていご飯など炊けない。やはり直で火が当たるロケットストーブは熱効率もとてもいいと思う。

クッキングストーブも天板を外して鍋を置くことはできるが、どうしても熱が煙突へ逃げてしまうような気がする。これは薪ストーブでの調理の冗長さで経験済み。薪ストーブで鍋などを沸騰させようとすると、かなりの燃料と時間がかかる。

何度も書いてるが僕のは正確にはロケットストーブではなく、移動式カマド。おそらくロケットストーブに使えるような細い薪が手に入るほうが珍しいと思うので、移動式カマドおすすめ。





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ロケットストーブの耐久性  


うちのロケットストーブ、昨年の4月に作ってからほぼ一周年を迎えるが、今のところ損傷はない。

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ところが、他のブロガーさんの記事を見てると、どうもステンレスが溶けてしまって3~4ヶ月でお陀仏らしい。

4ヶ月で接合部が剥離。「ロケットストーブの修理」-山小屋を建てる
http://yamagoyawotateru.blog.fc2.com/blog-entry-350.html
4ヶ月間、ほぼ毎日使用で穴。「ロケスト死亡」-田舎暮らしにあこがれて
http://makihisao1986.blog.fc2.com/blog-entry-77.html
3ヵ月間、二日に一回使用で穴。「屋内ロケットオーブンの改良」-ロケットオーブンを作る
http://nijiiro-arch.com/timers-koubou-rocketoven/ro14.htm

うちのロケストは、計7ヶ月間ほど、ほぼ毎日使ってきた。燃料の挿入口として突っ込んでおいたエンジンオイルのスチール缶は薄くなって穴が開いているが、本体は順調である。

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なんでだろう。

これはたぶん、愛情の差・・・ではなく、うちのロケストが低火力であることが幸いしている(参考:これはロケストなのだろうか)。

松を用いてるとはいえ、細枝ではなく、ブロック状のものを上から投入。しかも、排気管が短く、吸い上げが弱い。断熱にはパーライトではなく川砂を使っている。要は低品質の粗悪品というわけ。

米を炊くのが主目的であることを考えると、これでいいような気もする。カセットガスコンロの優秀さを考えると、コスト的には既にギリギリ。

雪やらなんやらで、最近、カセットガスコンロを使うことが多かったのだが、便利ですなーあれ。ロケストに比べると、ほぼ全自動で米が炊けるという感じ。沸騰するまで強火で、あとは弱火で10分、確実に炊ける。天候や湿度は無関係だし、火力不足でご飯に芯が残ることもない(あれは本当に凹む)。

建設的かつずぼらな解決策としてはやはり、ブロックやレンガを使う方向なのだろうか。自分がうまくいってるので試してみる気が全然起きない。





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