今生きている世界がまるで自分が死んだ後の世界であるかのように感じる 
2014/11/17 Mon. 14:58
ダイビングをして、綺麗だと思ったり、感動したり、魚に興味が湧いたり、そういうことは一切ない。そういう意味では、ダイビングでは何も感じない。
そういう感情は、子供の頃に草むらでバッタを見つけた瞬間に到底かなうものではない。もしもそのような純粋さや生の極の感情が人生の全てであるとしたら、僕はもう生きている意味がない。
ソロー
は、少なくとも著作上は、そのような意味での「純粋さ」を主張し続けている点において自分とは全く異なる。彼は節制し、肉体的欲求をコントロールすることで、エネルギーを「子供のような科学の心」や「高尚な精神」に転化させるのだという。
僕が自分の人生やライフスタイル・行動に求めているのは、そういう純粋さ、活力、向上心、探究心ではない。自分が生きてゆくためのヒントは生の極にはない。
そういう感情は、子供の頃に草むらでバッタを見つけた瞬間に到底かなうものではない。もしもそのような純粋さや生の極の感情が人生の全てであるとしたら、僕はもう生きている意味がない。
ソロー
僕が自分の人生やライフスタイル・行動に求めているのは、そういう純粋さ、活力、向上心、探究心ではない。自分が生きてゆくためのヒントは生の極にはない。
category: スキューバダイビング
何も感じない 
2014/11/14 Fri. 10:33
スキューバ。
行く前からわかっていたことだが、何も感じなかった。
この世で最高の快楽とは何だろうかと考えると、それは全的体験であるように思う。子供の頃はその連続であったような、魂が全て持っていかれるような、単純な肉体的・精神的満足では辿り着けない体験。今、ここ、私、世界を描き出す唯一の視点・パースペクティヴと一体化する快楽。
年齢と共にパースペクティヴは相対化されてゆく。長い歴史の中の今、広い宇宙の中のここ、たくさんの人がいる中の私、たくさんのパースペクティヴの中のひとつ。One of them. 全ては俯瞰され、色を失ってゆく。その極限にあるのが死の観念である。「出会い」や「感動」は死の極には属さない。
どちらが正しいとも、どちらが望ましいとも思わない。自分はこの10年間くらい、「何も感じない」ということを感じ続け、確かめ続けてきた。そのリストの一つにスキューバダイビングが加わっただけの話。
行く前からわかっていたことだが、何も感じなかった。
この世で最高の快楽とは何だろうかと考えると、それは全的体験であるように思う。子供の頃はその連続であったような、魂が全て持っていかれるような、単純な肉体的・精神的満足では辿り着けない体験。今、ここ、私、世界を描き出す唯一の視点・パースペクティヴと一体化する快楽。
年齢と共にパースペクティヴは相対化されてゆく。長い歴史の中の今、広い宇宙の中のここ、たくさんの人がいる中の私、たくさんのパースペクティヴの中のひとつ。One of them. 全ては俯瞰され、色を失ってゆく。その極限にあるのが死の観念である。「出会い」や「感動」は死の極には属さない。
どちらが正しいとも、どちらが望ましいとも思わない。自分はこの10年間くらい、「何も感じない」ということを感じ続け、確かめ続けてきた。そのリストの一つにスキューバダイビングが加わっただけの話。
category: スキューバダイビング
ボルネオのダイビング事情はバックパッカー向けではない 
2014/07/10 Thu. 13:14
ダイビングなんて基本的に貧乏バックパッカーのするものではない、と言われればそれまでなのだが・・・。タイ、フィリピン、エジプトあたりでは、海パン一丁で行っても一本2000円くらいで潜れるところがたくさんあって、そういうのと比べてしまうとボルネオ島は気軽に潜りにくい。
ボルネオには二つの超有名スポットがあって、一つはシパダン、もう一つはラヤンラヤンである。この二つのスポットはバックパッカーには高嶺の花である。
シパダンのほうは、いわゆる外洋の峰。こちらはかつて世界一と称された経緯もあって、現在では一日に潜れる人数が制限されていて、かなり前(一ヵ月半程度)に予約を入れないと潜れない。もちろん、値段も高い。ドミトリーで一緒になったカナダ人がシパダンのすぐ近くにあるマブールという島でダイブマスターコースのために長く滞在したらしいのだが、結局シパダンには一回も行けなかったということである。
ラヤンラヤンのほうは、領海のために珊瑚の周りを護岸工事した人工島である。したがってビーチ等は無いのだが、2000メートル級のドロップオフがいくつもあって、アジアでは珍しい透明度と共に、大型回遊魚や外洋らしい魚影の濃さで有名。しかし、ここへ行くためには、島に唯一ある高級リゾートの専用機で1時間以上飛ばないといけないらしい。やはりお値段も目玉が飛び出る。
他にも小さな島はたくさんあってダイビングができるところも多いのだが、比較的浅い場所で珊瑚を楽しむマクロ派向け。ちなみにややこしいのだが、「マクロ」は「マクロレンズ派」、つまり小さな生物を観察して楽しむ派、対義語は「ミクロ」ではなく「ワイド」である。ざっくり言うと、近郊のサンゴ礁などがマクロポイント、外洋の峰などがワイドポイントであることが多い。
もちろんマクロも綺麗で面白いのだが、近場のポイントでさえ、小さな島には安い宿泊施設が無い(どんなに安くても一泊3000円はかかる)のでボルネオ本島からボートで行かなければならず、安いところでも二本潜って15000円~。
ボルネオ本島のビーチでも楽しめるところはあるが、透明度は数メートルしかないらしい。家族連れがシュノーケリングを楽しむ程度。
以上、ドミのダイバーに話を聞いたり、現地のショップを覗いたり、ネットで調べたりした、頭でっかちの情報のまとめだが、だいたい合ってると思う。一言で言うと、ボルネオのダイビングは大儀である。ボルネオが特別なのではなくて、ダイビングという大儀なマリンスポーツのご多分に漏れず、ということである。もちろんお金がある人はスペシャルなダイビングができる場所なのだと思う。
あと、ダイビングのために買ったコンタクトレンズ忘れた・・・・・・・・・・・・・もうどうしようもない。
完全に僕の準備不足、調査不足、体力不足にやる気不足、ダイビング的には詰んでいる気がする。唯一、何か積極的にやることがあるとしたらダイビングだと思っていたのだが、はてどうしようか。
※ ※ ※
・トロピカーナロッジ(コタキナバルのゲストハウス)

ドミトリー(ファン):20リンギ(≒600円)

部屋は快適、清潔。ホットシャワーもある。ファンだけでも夜は寒いくらい。大通りから一本逸れていて、静かで良い。
・ごはーん

タイとかでよくラーメンみたくして売っているクィッティヤオ(米麺)を炒めたもの。2リンギ(≒60円)でパックに食べきれないくらいつめてくれた。

味見させてもらってうまかったので買った。チキンを小さく切って揚げたもの。ブレストキューブ。ワンカップ2リンギ(≒60円)。

屋台は結構早く(19時くらい?)にお開きになってしまうので、夜食用に買った。もち米みたいな感じ。中に何か入っていて、味噌っぽいが何だかよくわからない。一個10円くらい。
ボルネオには二つの超有名スポットがあって、一つはシパダン、もう一つはラヤンラヤンである。この二つのスポットはバックパッカーには高嶺の花である。
シパダンのほうは、いわゆる外洋の峰。こちらはかつて世界一と称された経緯もあって、現在では一日に潜れる人数が制限されていて、かなり前(一ヵ月半程度)に予約を入れないと潜れない。もちろん、値段も高い。ドミトリーで一緒になったカナダ人がシパダンのすぐ近くにあるマブールという島でダイブマスターコースのために長く滞在したらしいのだが、結局シパダンには一回も行けなかったということである。
ラヤンラヤンのほうは、領海のために珊瑚の周りを護岸工事した人工島である。したがってビーチ等は無いのだが、2000メートル級のドロップオフがいくつもあって、アジアでは珍しい透明度と共に、大型回遊魚や外洋らしい魚影の濃さで有名。しかし、ここへ行くためには、島に唯一ある高級リゾートの専用機で1時間以上飛ばないといけないらしい。やはりお値段も目玉が飛び出る。
他にも小さな島はたくさんあってダイビングができるところも多いのだが、比較的浅い場所で珊瑚を楽しむマクロ派向け。ちなみにややこしいのだが、「マクロ」は「マクロレンズ派」、つまり小さな生物を観察して楽しむ派、対義語は「ミクロ」ではなく「ワイド」である。ざっくり言うと、近郊のサンゴ礁などがマクロポイント、外洋の峰などがワイドポイントであることが多い。
もちろんマクロも綺麗で面白いのだが、近場のポイントでさえ、小さな島には安い宿泊施設が無い(どんなに安くても一泊3000円はかかる)のでボルネオ本島からボートで行かなければならず、安いところでも二本潜って15000円~。
ボルネオ本島のビーチでも楽しめるところはあるが、透明度は数メートルしかないらしい。家族連れがシュノーケリングを楽しむ程度。
以上、ドミのダイバーに話を聞いたり、現地のショップを覗いたり、ネットで調べたりした、頭でっかちの情報のまとめだが、だいたい合ってると思う。一言で言うと、ボルネオのダイビングは大儀である。ボルネオが特別なのではなくて、ダイビングという大儀なマリンスポーツのご多分に漏れず、ということである。もちろんお金がある人はスペシャルなダイビングができる場所なのだと思う。
あと、ダイビングのために買ったコンタクトレンズ忘れた・・・・・・・・・・・・・もうどうしようもない。
完全に僕の準備不足、調査不足、体力不足にやる気不足、ダイビング的には詰んでいる気がする。唯一、何か積極的にやることがあるとしたらダイビングだと思っていたのだが、はてどうしようか。
※ ※ ※
・トロピカーナロッジ(コタキナバルのゲストハウス)

ドミトリー(ファン):20リンギ(≒600円)

部屋は快適、清潔。ホットシャワーもある。ファンだけでも夜は寒いくらい。大通りから一本逸れていて、静かで良い。
・ごはーん

タイとかでよくラーメンみたくして売っているクィッティヤオ(米麺)を炒めたもの。2リンギ(≒60円)でパックに食べきれないくらいつめてくれた。

味見させてもらってうまかったので買った。チキンを小さく切って揚げたもの。ブレストキューブ。ワンカップ2リンギ(≒60円)。

屋台は結構早く(19時くらい?)にお開きになってしまうので、夜食用に買った。もち米みたいな感じ。中に何か入っていて、味噌っぽいが何だかよくわからない。一個10円くらい。
category: スキューバダイビング