寝太郎ブログ

2018年12月6日雑誌発売→『kotoba(コトバ) 2019年 冬号』特集・孤独のレッスン

リゾートバイトの職種  


ついに風呂上がりのコーラ買っちまったぜ・・・。

変な記事ばかり書いているので罪滅ぼしで言っておくと、今回僕が行ったところは人も労働環境もすごく良くて、リゾートバイト先としては恵まれていると思う。恵まれていないのは僕の社会性のほう。

今夜はコーラを飲みつつ、スキーリゾート地の住み込みアルバイトの仕事内容を紹介します。
僕が見たスキー場は2箇所で、あとは人から聞いただけなんだけど、参考までに。

・フロント
お客さんや業者さん含め、諸々の受付。肉体的には楽だけど、覚えることがたくさんで大変らしい。周辺地域の案内や、苦情処理もフロントの役目。

・ケータリング
食事会場作り、配膳、席案内、オーダー、片付け。いわゆる接客含む。若い人が多い。高校生がいる場合もある。

・厨房
調理補助、皿洗いなど。裏方で単純作業かと思いきや、結構大変そう。なぜかどこも料理長は厳しい人が多いらしく、狭い厨房の中で息が詰まる。中年~老年の人が多い。

・清掃
客室や館内の清掃係。きついけど変なストレスは無いらしい。中年~老年の人が多い。

・チケット販売、リフト操作
相方との相性が重要。仕事は簡単。チケット販売は屋内、リフトは交代で屋内外。

・売店の店員
レジ業務やお土産、ドリンク補充など。


チケットやリフトが人気らしい。
大学生からお年寄りまで、まんべんなく働いてる。中国人も多い。長期休みは学生バイトが増える。男女比はほぼ5:5。
1ヶ月以内~3ヶ月くらいの短期で契約できるのもリゾートバイトの特徴。

金が尽きてどうしようもなくなったときに、「何でもやります」って言えば、寮と食事付きで日給7000円、何かしら仕事はありそうな感じ。
確かに大変だけど、他の寮完備の仕事(土方、工場、新聞配達あたり)の比ではないと思う。

仕事環境は、いくら募集要項を読んでも無駄、当たり外れが大きく、行ってみないとわからない。
環境が合わずに1週間以内で辞めて帰ってく人もけっこういるらしい。

もちろん、スキー・ボード滑り放題だけど、個人的には疲れてそれどころじゃないと思う。
ちなみに僕はほとんど滑れない。小さい頃たまにスキーに行ったけど、静岡生まれなので銀世界に感激してボーっとしていた。
そういえばスキー場に来て毛糸帽子かぶってほっぺたを赤くしている子供は3割増しでかわいく見える。

スキー場以外にも、温泉旅館や、観光地、遊園地、避暑地など、いろいろなリゾートバイトがあるみたいです。




category: リゾートバイト

やかん事件  


なんだか不穏な空気が漂い始めてる。

年末で忙しいのは分かるんだけど、リーダーが爆発した。
直接の原因は、僕がやかんの位置を30cmくらいずらしたことにある。
「動かさないで、ここに置いたんだから!」で、叩きつけるようにやかんを戻して、核爆発を起こした。

プレイバックしてくと、「やかん3つ用意して」と言われ、なんのこっちゃわからないので4つあったやかんのうち3つをテーブルに置いておいた。
リーダーが戻ってきて、そのチョイスがまずかったらしく、4つ目のやかんを「これもやかんね」と言って台車の上に置いた。
なんだ、こっちを使うのかと思って、そのやかんをテーブルの上の3つのやかんの横に並べたら、超新星爆発を起こしたというわけ。

さらにプレイバックしていくと、僕が水や御飯のおひつのセッティングの方法を知らなくて、少し時間が押していて、ピリピリしていた。

リーダー、まじめだし、仕事一生懸命だし、悪い人じゃないし、たとえ爆発しても後々までネチネチと引き摺らないんだけど、なんかズレてるんだよね・・・。
忙しくなってくると頭のネジが外れてしまうらしくて、忙しいときの鬱憤が、新人バイトやお客さんに向かう。
前なんて、食事中のお客さんが空の水ジョッキを持ってきて「お水ありますか」って聞いてるのに、「わたしコチラの準備で手一杯で、把握しておりませんので」と、自分の忙しい状況を懸命にお客さんに伝えようとするのだけど、お客さんはそんなこと知ったこっちゃ無いわけで。

そもそも、リーダー、声が大きすぎて、僕は大きな声ってあんまりよく聞こえなくて、その点で既に相性が悪い。
大きな声って、頭の中でゴワンゴワン響くだけで、何言ってるかわからない。
たぶん、声の大きさで発言の重要度を示そうとすることが好きではないので、不必要に声が大きい人の前では感度を下げて自分の感受性を鈍麻させてしまうような気がする。

声の大きさだけじゃなくて、物理的暴力はもちろんのこと、数の力、雰囲気の力、感情の垂れ流し、これらによって情報や知識を伝達しようとする人の前では、自分の感度のボリュームを思いきり下げて防御態勢に入る。
デモにも反対、歌にも反対、映画や漫画にも反対、ファッションにも反対、儀式やパフォーマンスやイベントにも反対、同じことを繰り返し言うのにも反対、ついでに言うなら民主主義にも反対。
デモの現場に遭遇すると、その内容以前に、恐さと恥ずかしさでいたたまれなくなる。

確かに、自然や社会、文化・文明、ホテルの内部構造や仕事の手順まで、どうしてそうなっているのか、個人が本質的に理解することは不可能であって、だからこそ、知識や情報は、感情や共感によって宗教的に周囲の人間や子孫へと伝わり、個々人の中でも感情によって整理されている。
それはわかってるけど、それに対する羞恥心が皆無で、ただ単に自分の感情を垂れ流すだけの人とは、表面的な付き合いはできても、どこかで根本的にすれ違ってしまう。
内的世界が感情によって整理されている人に限って、雄弁多弁である。自信に溢れ、己を疑うことが無い。感情によって伝達・整理されていることにすら気付かず、それが全うな理解であると信じている。朗々と語れることこそが正しさの証明だと思っている。発言も滅多に矛盾しない。そんな無矛盾性なら僕は要らないが。

世の中、恐い人が多すぎる。
だから、なるべくお布団の中にいよう。





category: リゾートバイト

アイスクリーム事件  


アイス大好き女子中学生の長蛇の列に急かされながら、めちゃくちゃ硬いアイスの塊を銀スプーンで延々と削っては小皿に載せてたら、手の皮がずる剥けた。まじで硬かった・・・。労災や労災。


忙しすぎて、お金は貯まるけど、自分の時間が取れない。
仕事して寝て、これじゃ、純然たる労働者じゃないか。
理想的には、一日3時間勤務くらいで、寮と食事がついて3000円も稼げれば一番いいんだけど、そんなバイト無いか・・・?

だいたい、時給制とか日給制って、どうがんばっても勤労意欲が湧いてこない。
1時間かけて一仕事するか、同じ仕事を30分で片付けてさらに別の仕事をするか?
時給制で後者を選ぶ理由って?労働倫理?仲間意識?承認願望?
・・・やっぱり前者でしょう。

それでも、世の中、時給日給月給制でまわっているのだから、良心か本能か、何かしらの労働エンジンを備えているようにみえる。
たぶん、自分が仕事をこなさなければ他の人の仕事に支障が出てくるといったような、暗黙のノルマみたいなものがエンジンになっているのかもしれない。つまり、みんなでダウンシフトすれば何の問題もないのだ。


ゲレンデのスキーヤー見てると、過剰労働と同じだなと思う。

わざわざリフトで山に登って、スキー使って降りてくる。最初から下にいればいいんじゃないかしら?
どうしてそんな無駄なことをするのかと尋ねれば、たぶんスキーヤーは「楽しいから」と答えるだろう。

不必要な労働をしては消費している人に、どうしてと尋ねれば、似たような答えが返ってくるんじゃないだろうか。「働くっておもしろいじゃん」「仕事の無い人生なんてつまらないじゃん」「ただ生きているだけで何が楽しいの」

結局、価値判断が、感情の次元で閉じていて、仕事に対する充実感がどこからやってくるのか問い直すことなく世の中が回っている。その謎の感情も、月給制を支えている一つの要素だと思う。




category: リゾートバイト

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